山梨・現実逃避の旅(2日目)
前日早く寝たから、今朝はしっかり起きられました。
もう、敷地内が素敵すぎる。
建物の2階が今回予約していたカフェで
気まぐれブランチのプレート!
洋服のブランドのJUNてありますよね、
こういうの寄生獣で見たなー。
一応、パン教室みたいなことをやっているので
どこかへ行った際は、地域一番店くらいは
リサーチしておこうと思うので
今朝はホテルの朝食そっちのけで
創業100年、丸十パンさんへ行ってきました。
外観は町のパン屋的ですけど
作ってるパンは菓子パン系からハードパンまで幅広いです。
買ったのは、左上から時計回りに
・ルヴァン(ライ麦)
・100周年記念の焼カレーパン
・クリームチーズのハードパン
・玄米パン
どこにいっても買うパンはあまり変わらず
甘いのとか油っこいのには手が出ません…。
朝にひとつだけ小さめのハードパンを食べたのですが
クラムのパサパサ感がなくておいしかった。
天然酵母らしい。何使ってるのかなあ。
これらは持ち帰って自宅でしみじみ食べます。
今日は早めのランチを予約しているのですが
駅からだいぶ歩くらしいので
念のため早めに電車に乗って向かいます。
勝沼ぶどう郷駅へ。
着いたらこんな風景。
秋田を思い出す!!
さすが盆地仲間。
さあお目当ての場所へ向かうぞー
とGoogle先生に問いかけたら
20分くらいで着くと出た。
日焼け止め忘れちゃったなー
なんて考えながら歩いてたら
え、ここいくの?
Google先生、笑っちゃうようなけもの道を紹介してくれます。
確かにショートカットできるんだけど
自然も好きなんだけど
わたし虫と爬虫類嫌いなんだよ。
実家の裏の田んぼで、足元をヘビが這った思い出がよぎる。ヒー!
走りぬけました。
民家の敷地内で普通にぶどうを育てていたりして
美しいなあ。
そんな感じでかれこれ30分。
当然ながら、Google先生は私の足の遅さを考慮してなかったらしい。
着いた!
憧れの原茂ワイン!
みんなリラックスしまくり。
待っている間は1階の売店で買い物したり
試飲ができます。(無料!)
原茂さんにきて思ったのが
どれ飲んでもおいしいってこと(つまり私の口に合う)
これはもしかして…!期待しちゃいます。
時間になって席に案内されたら
素敵すぎるおもてなし…!
一人できてるから、なおさら心に沁みます。
注文はレジにて。
・本日のおすすめワイン
・本日の気まぐれブランチ
20分くらいかかるそうです。
混んでるもんね。
ワインだけ先に出してくれました。
ヴィンテージ甲州シュールリー。
昨日もシュールリーってつくのを飲みましたが
全然味が違う…!
私は俄然原茂ワインのが好き。
シュールリーって瓶詰めして澱を入れたまま熟成させる方法らしく
辛口になるらしいんですが
原茂さんのはフルーティで甘みが強くて、それだけでおいしいワイン。
小説読みながら待ってたら
満を持して登場!
これこれ。食べたかったんです。
今回の旅の最大の目的。
パンから時計回りに
・ライ麦パン
・ベーグル
・舞茸のグリル
・ソーセージとししとうのグリル
・ごぼうのアラビアータ
・ゴーヤのキッシュ
・ボロニアハム
・コリンキーのマリネ
・いんげんのバジルマリネ
・長ネギのマリネ
すごい。本当にすごい。
特別なことはほとんどしてないと思うのに
なんでこんなにおいしいんだろう…。
特に舞茸のグリルが秀逸。
塩ふってるだけなんじゃないだろうか。
他にもごぼうのアラビアータなんかは
そうかこういう食べ方があるのね!
って勉強になりました。
真似しよう。
ワインもすすんで二杯目。
原茂アジロン2014。
アジロンダックというぶどうを使ったワインです。
コンコードほどではないけれど、甘い!
おいしい〜。
甲州のぶどうは白が得意分野なので、赤は軽いものが多いんですが
どうせ軽いなら、これくらい甘いのが私は好きかもしれない。
ベリーのような味がします。
今回の旅で初めて買いたい!と思ったワインだったのだけど
10月頭にアジロンの新酒が出るから、2014のはもうないらしい。
がっかり。
新酒を通販するか、また飲みに来よう。
一人で一時間以上ゆっくりして
ぶどうの丘へ徒歩で向かいます。
Google先生は20分て言ってる。
ということは30分か。
歩いてる途中に、シャトージュンというワイナリーがありました。
そこがやってるらしいです。
え〜服売ってる片手間なんでしょ〜
なんてみくびってたのですが(失礼)
テイスティングしたらこれがおいしい。特にロゼ。
ワインの売り方も変わっていて、ミレーの絵画をラベルにしたりしていて
そのラベルは許可もらうまでが大変らしく
印刷の色味が違ったりすると許可されないらしい。
JUNはデザイナーもたくさんいるから、
グラフィックに力を入れてラベル作ってるんですって。
他のワイナリーじゃそこまでラベルにこだわらないから
そういう点では、他のワイナリーと差別化した売りなのかも。
おもしろいです。
説明してくれる紳士に別れを告げて歩いていたら
白いワゴンに乗った気のいいオヤジさんが
「上に行くなら乗れし!」
と、車に乗せてくれた。ありがたや!
(「し」!!花子とアンでみたよー!)
どっかの農園にきたお客さんを、ぶどうの丘へ送っていく途中だったみたい。
みんな優しいな…。
で、あっという間についた。
ぶどうの丘!すごい人!
タートヴァンという専用の容器を買えば
地下のワインカーブで試飲し放題です。
タートヴァン、佇まいが美しい…。
帰って洗って玄関に飾ろう。
周辺のワイナリーの、定番ラインはここで試飲して買うことができます。
私みたいに沢山まわれない人には手っ取り早いと思う。
色々飲んでみたけれど
結局は原茂のヴィンテージ甲州シュールリー以上に買いたいと思えるのがなく
一本だけお買い上げ。
勝沼ぶどう郷駅へ向かう道は
同じく徒歩で行く人も多いので
心細くナーイ!
本当に山梨は果物がそこかしこに成っていて
いちじく。羨ましい!
とか思い出したりね。
道中、全然退屈しませんでした。
一泊二日の山梨旅行。
ものすごく楽しかったです。
帰りの特急は爆睡してたけど
そのまま折り返したいくらい、またすぐ行きたいなと思うほどでした。
旅に出るとなぜだか痩せて帰ってくるんですが
普段ストレス食いしてるってことですかね…。
心身ともに健康になる一人旅。
これからは時々行けるようにしたいと思います。
そういえば今回の旅の初日で
自分用におみやげを買ったんです。
パンは焼くけどあまり食べないので
ジャムもそんなに買うことがないのですが
このジャム、珍しく甜菜糖使ってるんですよ。しかも無添加。
自宅で甜菜糖を使っているせいか
上白糖を使ったジャムはすごーく甘く感じてしまうんですが
この原材料に惹かれて思わず購入。
早くヨーグルトに入れて食べたいです!