ツクルタベルブログ

つくってたべるまいにち

山梨・現実逃避の旅(2日目)

前日早く寝たから、今朝はしっかり起きられました。

一応、パン教室みたいなことをやっているので
どこかへ行った際は、地域一番店くらいは
リサーチしておこうと思うので

今朝はホテルの朝食そっちのけで
創業100年、丸十パンさんへ行ってきました。

f:id:tsukutabe:20150922200333j:image

外観は町のパン屋的ですけど
作ってるパンは菓子パン系からハードパンまで幅広いです。

f:id:tsukutabe:20150922200635j:image

買ったのは、左上から時計回りに
・ルヴァン(ライ麦)
・100周年記念の焼カレーパン
・クリームチーズのハードパン

どこにいっても買うパンはあまり変わらず
甘いのとか油っこいのには手が出ません…。
朝にひとつだけ小さめのハードパンを食べたのですが
クラムのパサパサ感がなくておいしかった。
天然酵母らしい。何使ってるのかなあ。

これらは持ち帰って自宅でしみじみ食べます。

今日は早めのランチを予約しているのですが
駅からだいぶ歩くらしいので
念のため早めに電車に乗って向かいます。

着いたらこんな風景。
秋田を思い出す!!
さすが盆地仲間。

f:id:tsukutabe:20150922201457j:image

さあお目当ての場所へ向かうぞー
Google先生に問いかけたら
20分くらいで着くと出た。

日焼け止め忘れちゃったなー
なんて考えながら歩いてたら

f:id:tsukutabe:20150922201630j:image

え、ここいくの?
Google先生、笑っちゃうようなけもの道を紹介してくれます。
確かにショートカットできるんだけど
自然も好きなんだけど
わたし虫と爬虫類嫌いなんだよ。
実家の裏の田んぼで、足元をヘビが這った思い出がよぎる。ヒー!

走りぬけました。

民家の敷地内で普通にぶどうを育てていたりして
美しいなあ。

f:id:tsukutabe:20150922202138j:image

そんな感じでかれこれ30分。
当然ながら、Google先生は私の足の遅さを考慮してなかったらしい。

着いた!
憧れの原茂ワイン!

f:id:tsukutabe:20150922202326j:image

もう、敷地内が素敵すぎる。
みんなリラックスしまくり。

f:id:tsukutabe:20150922202355j:image

建物の2階が今回予約していたカフェで
待っている間は1階の売店で買い物したり
試飲ができます。(無料!)

原茂さんにきて思ったのが
どれ飲んでもおいしいってこと(つまり私の口に合う)
これはもしかして…!期待しちゃいます。

時間になって席に案内されたら

f:id:tsukutabe:20150922202743j:image

素敵すぎるおもてなし…!
一人できてるから、なおさら心に沁みます。

注文はレジにて。
・本日のおすすめワイン
・本日の気まぐれブランチ

20分くらいかかるそうです。
混んでるもんね。
ワインだけ先に出してくれました。

f:id:tsukutabe:20150922203023j:image

ヴィンテージ甲州シュールリー。
昨日もシュールリーってつくのを飲みましたが
全然味が違う…!
私は俄然原茂ワインのが好き。

シュールリーって瓶詰めして澱を入れたまま熟成させる方法らしく
辛口になるらしいんですが
原茂さんのはフルーティで甘みが強くて、それだけでおいしいワイン。

小説読みながら待ってたら
満を持して登場!

f:id:tsukutabe:20150922203359j:image

気まぐれブランチのプレート!
これこれ。食べたかったんです。
今回の旅の最大の目的。

パンから時計回りに
ライ麦パン
・ベーグル
・舞茸のグリル
・ソーセージとししとうのグリル
・ごぼうのアラビアータ
・ゴーヤのキッシュ
・ボロニアハム
・コリンキーのマリネ
・いんげんのバジルマリネ
・長ネギのマリネ
クレソンと肉団子のエスニックスープ

すごい。本当にすごい。
特別なことはほとんどしてないと思うのに
なんでこんなにおいしいんだろう…。
特に舞茸のグリルが秀逸。
塩ふってるだけなんじゃないだろうか。

他にもごぼうのアラビアータなんかは
そうかこういう食べ方があるのね!
って勉強になりました。
真似しよう。

ワインもすすんで二杯目。

f:id:tsukutabe:20150922204831j:image

原茂アジロン2014。
アジロンダックというぶどうを使ったワインです。
コンコードほどではないけれど、甘い!
おいしい〜。
甲州のぶどうは白が得意分野なので、赤は軽いものが多いんですが
どうせ軽いなら、これくらい甘いのが私は好きかもしれない。
ベリーのような味がします。
今回の旅で初めて買いたい!と思ったワインだったのだけど
10月頭にアジロンの新酒が出るから、2014のはもうないらしい。
がっかり。
新酒を通販するか、また飲みに来よう。

一人で一時間以上ゆっくりして
ぶどうの丘へ徒歩で向かいます。
Google先生は20分て言ってる。
ということは30分か。

歩いてる途中に、シャトージュンというワイナリーがありました。

f:id:tsukutabe:20150922205359j:image

洋服のブランドのJUNてありますよね、
そこがやってるらしいです。
え〜服売ってる片手間なんでしょ〜
なんてみくびってたのですが(失礼)
テイスティングしたらこれがおいしい。特にロゼ。
ワインの売り方も変わっていて、ミレーの絵画をラベルにしたりしていて
そのラベルは許可もらうまでが大変らしく
印刷の色味が違ったりすると許可されないらしい。
JUNはデザイナーもたくさんいるから、
グラフィックに力を入れてラベル作ってるんですって。
他のワイナリーじゃそこまでラベルにこだわらないから
そういう点では、他のワイナリーと差別化した売りなのかも。
おもしろいです。

説明してくれる紳士に別れを告げて歩いていたら
白いワゴンに乗った気のいいオヤジさんが
「上に行くなら乗れし!」
と、車に乗せてくれた。ありがたや!
(「し」!!花子とアンでみたよー!)
どっかの農園にきたお客さんを、ぶどうの丘へ送っていく途中だったみたい。

みんな優しいな…。

で、あっという間についた。
ぶどうの丘!すごい人!

f:id:tsukutabe:20150922210158j:image

タートヴァンという専用の容器を買えば
地下のワインカーブで試飲し放題です。

f:id:tsukutabe:20150922210902j:image

タートヴァン、佇まいが美しい…。
帰って洗って玄関に飾ろう。

周辺のワイナリーの、定番ラインはここで試飲して買うことができます。
私みたいに沢山まわれない人には手っ取り早いと思う。

色々飲んでみたけれど
結局は原茂のヴィンテージ甲州シュールリー以上に買いたいと思えるのがなく
一本だけお買い上げ。

勝沼ぶどう郷駅へ向かう道は
同じく徒歩で行く人も多いので
心細くナーイ!
本当に山梨は果物がそこかしこに成っていて

f:id:tsukutabe:20150922212709j:image

いちじく。羨ましい!

f:id:tsukutabe:20150922212740j:image

こういうの寄生獣で見たなー。
とか思い出したりね。

道中、全然退屈しませんでした。

一泊二日の山梨旅行。
ものすごく楽しかったです。
帰りの特急は爆睡してたけど
そのまま折り返したいくらい、またすぐ行きたいなと思うほどでした。

旅に出るとなぜだか痩せて帰ってくるんですが
普段ストレス食いしてるってことですかね…。
心身ともに健康になる一人旅。
これからは時々行けるようにしたいと思います。

そういえば今回の旅の初日で
自分用におみやげを買ったんです。
甲州夢小路の中にある「甲州ジャム(清里ジャム)」で巨峰のジャム。

f:id:tsukutabe:20150922214643j:image

パンは焼くけどあまり食べないので
ジャムもそんなに買うことがないのですが
このジャム、珍しく甜菜糖使ってるんですよ。しかも無添加。
自宅で甜菜糖を使っているせいか
上白糖を使ったジャムはすごーく甘く感じてしまうんですが
この原材料に惹かれて思わず購入。
早くヨーグルトに入れて食べたいです!