山梨・現実逃避の旅(1日目)
秋田出身なので
帰省が旅になりがちなのですが
7年ぶりくらいに、一人旅をしています。
前回の高松にいくほどの遠出ではないのですが
特急電車に乗っていくだけでも、旅感。
貧乏旅行だけど無性に現実逃避したくなったので
近いけれども普段見ないものを見たくて
今回は山梨へ。
初めてのあずさ。
乗るのは初めてだけど
中央線沿いに住んでたときにみたことある電車だなーと
立川駅のホームで停車しているときに
ああ私はあのホームにいるひとたちの一人だったんだな
とふと思いました。
1時間半で到着。速い!
甲府って近いよー。
もっとくるべきだったなと思う。
いい天気だー。
まずはお昼。
同じく盆地育ちの私ですが
慣れてるわけもなくて
あっさり「おざら」に変更。
冷たいほうとうの麺を醤油ベースのつけ汁につけて食べます。
ほうとうだったら行く店を決めてたんだけど
急遽変更したので、探しなおして
おざら発祥の「ちよだ」さんへ。
これ、おいしい。
結構コクがある。ひき肉入ってるせい?
具は油揚げ、えのき、にんじん、ねぎ、あとなんだ。
真似できそうだ(いい意味で)
麺ももちもちでおいしい。
食べてる間、相席していた女性二人組のうち一人が
「学生ニート」と言っていて
同級生でしょうか、知り合いの話をしてたんですが
なんていうの、嫉みトーク…?
コネでもなんでも仕事したいなら利用すべきと私は思うんだけど
どうもそれを楽してると言いたいらしい。
そんな君、ニートなんだよね?
と言いたくなった。
そんなお昼。
ほうとうは寒い時期にリベンジしたいな。
そのあと、サドヤワイナリーで見学の予約をしてたけど
まだ時間があったので、甲州夢小路という
ちょっとしたおしゃれスポットへ。
雑貨屋さんやレストラン、ワイン屋さん、カフェなんかが
一軒一軒並んでます。
川越みたいだなーと思った。
そのなかに「きなこ庵」というお店があって
まさか…まさか!
桔梗屋の工場でしか食べられないと思っていた
信玄餅ソフトとご対面!
迷わず食べた。おいしい…♡
食べたかったけど工場が遠くて行けなかったんだよー。よかった。
得した気分だなぁ
なんてホクホクしていたら、いい時間になったのでサドヤワイナリーへ。
駅から徒歩5分です。
よく、海外セレブなんかが
結婚式はどこそこのワイナリーで
なんて言って、すごい世界だなぁなんて思っていたけど
ここにくると、気持ちがわかります。
結婚式場も併設されてるんですが、
素敵すぎる。日本じゃないみたい。
奥が式場。
敷地は2000坪あるそうです。すごい。
ぶらぶらしているうちに時間になったので
アテンド役のおじさまにつれられ
敷地内のちょっとしたぶどう畑へ。
全然味が違う。メルローって甘いんだね…!
私はピノノワールが好き、カベルネは苦手って思ってて
メルローは選んだこともなかったけれど
俄然飲んでみたくなりました。
樽がいっぱい。
いよいよ、地下のワインカーブへ。
入り口も素敵。
アテンド役のおじさまの話が面白くて
中でも、戦時中の話で
酒石というキラキラした沈殿物が兵器になるからと
国に命じられて集めまくったら
真っ先に空襲受けたとか
全然笑い事じゃないんだけど
なんていうか、引き込まれる話も多くって
すごくよかったです。
歴史あるんだなぁ ってしみじみ。
案内は正味30分くらい。
そのあとは三種類くらい試飲して終わりです。
ホテルのチェックインまで時間があるので
(今回はゆったりした日程にしています)
甲州夢小路に戻って、有料試飲しました。
今回のお目当て。
丸藤葡萄のルバイヤート甲州シュールリー。
丸藤葡萄は赤も気になっててワイナリーに行きたかったんだけど
どうしても場所が悪くて、今回は無理だったんです。
だから試飲できてよかった〜。
そして私、いつのまにか白より赤が好きになっていることに気づく…。
明日行くワイナリーでは赤を飲もう。
ほろ酔いでホテルにチェックインして
東京の大型書店で見つけられなかったものが地方にはあるんじゃないか、
と突然思い立って行ったら、ありました。
嬉しいけど!
源さんでウキウキしながら
初代B-1グランプリ王者の町出身の私を奮い立たせる
いわばライバルとも言うべき、王者の店へ。
奥藤(おくとう)さんです。
ワインそこそこ飲んだけど
やっぱりビール飲みたくなるんです。
暑かったからね。
王者の「鳥もつ煮」一人分500円くらい。
しょっぱい!って思ったけど
これビールがすすんじゃうんですよ。
おいしいです。
鳥もつもおいしいんですけど
お通しの揚げそばの塩加減とガーリックの塩梅が最高で、
どこで売ってるのか聞きたくなった。
人気店で混んでいるので
ささっと飲んで食べてホテルに戻り、今に至ります。
明日がいよいよメインです。
今日は早寝しよう〜。